スタードライバー 12話

 スタードライバー輝きのタクト第12話「ガラス越しのキス」感想です。よろしくおねがいします。
 11話とセットでようやく見られた。なんとか13話放送前に間に合った感じか。いやー危ない危ない。時間なくて困るね。どうも。
 11話と続けておとな銀行の面子の会。とうとう頭取がサイバディ乗っちゃったから、これで科学ギルドと同様に出番はなくなったわけだ。個人的には、そろそろ千和さんに代わるブーゲンビリアの面子を出して戦わせてもらいたいところだったり。しかしブーゲンビリアだのおとな銀行だの、スタードライバーは、まあ、つまらないという人が多々いることについての理解は全く及ぶっちゃ及ぶ話なんだが(そのつまらなさを楽しめるかどうか。絶対におれのほうが上手い構成で作れるのにと接尾にwをつけながら観るのが正しい鑑賞法)、あらゆるネーミングセンスがあることは是非認めていただきたい。フィラメントとか。バニシングエイジ(笑)とか。ボウ・ツキヒコ(爆笑)(ほんと名前ひどすぎる)とか。ちぐはぐな感じが好き。「綺羅星っ☆」もなんだかんだで流行っているし。様式美も割りとしっかりとしていると思うんだよね。
 12話は直接ギャグもシリアスギャグもかなり多かった。新名彩乃と宮野のデートの後、さっそく仮面つけて声色変えてみたら全くバレないとかギャグにしか見えない。あの緑色の髪のボリュームで判断つくだろ。そういうのまじめにやられるのってつらい(そういえば「残念だ」とかいいながら消えるとき、アクロバティックなジャンプをして消えていたけど、あれは実は身体能力高いんだよという地味な伏線だったのだろうか)。保健室の先生の回の先生と委員長とかもそうだったな、確か。お前ら絶対気付くだろって。いや、バニシングエイジのラクス様みたいなやつはいい化け方していると思うけどさ。新名彩乃とかベニオさんは顕著すぎです。
 もはやかませ犬中のかませ犬中のかませ犬として役割を果たすようになってしまったボクシング先輩。まさか平成アニメで殺人パンチなんて台詞を耳にするとは思わなんだ。華麗に仕留めてしまったよ人妻。点目になるシモーヌとか。タケシの白々しい台詞とか。なんだこれ状態。
 どうやら自殺はしていなかったらしい石田と福山の会話が少し面白い。石田さん仮面つけてないときなにやってんだと思ったら、一応所属は学生だったのね。不登校なだけで。石田声のキャラが不登校って、怖いくらいマッチするなあ。もういちど不登校って聞いてしまったら、それ以外の石田はありえないような感じがしてくるほど。
 そしてはじまる戦闘。サカナちゃんは帰ってこないけど、魔女っ娘の唄もいいっちゃいいのかもしれない、と思い始めてきた。どっちも伴奏は厳かなんだよな。戦闘BGMではある。そして明かされる人妻のサイバディ。まさかのライオンちゃんでかわいいっちゃかわいいんだが、そんなことより戦闘シーンのギャグっぷりがひどい。唐突にあらわれるリングとか、たのしいたのしい言いながら宮野をフルボッコにする人妻の声とか、恐れをなしたのかテヲダスノハブスイダナとか言いながらたじたじする福山とか、なぜか歯ブラシを話さない黄色とか。お前らまじめにやれよ。宮野が叫んだらなんとなく勝てるパターンも変わりなし。ただ腰のファンネルが腕にまとわりついてドルゾニスになっていた。いや作画はすごいんだけどね毎度。脚本が真面目に不真面目なんだよ。
 勝つことが前提だったくせにあっさり負けた人妻。サイバディの全所有権を失うおとな銀行。ただただ漂うだから何感。すげぇ。ぜんぜん話自体にわくわくしねえ。ぐぅの音も出ないほどのキャラアニメだ。シモーヌと人妻がかわいいだけじゃねえか。そしてそれさえあれば正直どうでもいいという視聴者の本音に甘んじているスタードライバー製作委員会。とうとう半分きちゃいましたけど大丈夫ですか?
 以下拾ったキャプ。

カワユス。どんどん敵女性陣を落としていく宮野さんまじはんぱねっす。

おとな銀行の人たちさえいればどうでもいいってくらい。そしてこれみて思い出したけど、11話のタカシの「シモーヌのアプリボワゼしたナンタラにぼくをウンタラクンタラ」みたいな台詞が面白すぎて爆笑したことを思い出した。シモーヌのアプリボワゼしたドコにお前のナニを何だって?

かわいそうなボクシング先輩。消えるボクシング技を使う間もなく…(あれは第一フェーズの力だったんだろうか)。

「さぁ聞かせて! キレーな男の子の悲鳴をっ!!」
楽しそうな新名彩乃が見られてなによりでした。