ジョジョ展inTOKYO

 てなわけで行ってきました! 待ちわびたジョジョ展in東京。予約していた10月6日土曜日の昼のチケットで。今回は一人で特攻でした。仙台展ほど詳しくは書かないと思いますがよろしくお願いします
 森アーツギャラリー入り口に着いたのは開場の20分前とかで、そのときは既に行列でした。実際に入場するまでに1時間弱はかかったと思います。仙台の時の2時間半待ちに比べたらどうってことないですが、今回は展示場の内部まで熟知している分やきもきしました。仙台の開場は未知の場所でしたから待つ楽しみみたいなものがあったので、そこの違いです。 とはいえ東京展に来るジョジョファンは仙台の時にいたファンたちよりも見た目からしてディープで、どの人もこの間ultra violenceから届いたんでしょうジョジョの新作アパレルを身に着けて、さらには多数の人がジョジョスマホを片手にしたりしていて、まわりを眺めていて飽きないというのはありました。とはいえ、そうやって圧倒されている俺もキラークイーンのTシャツとブローチを携えていたんですが… 吉良のネクタイは気合入りすぎみたいだったので締めていかなくて正解だったようです
 展示品自体は基本的には仙台展と変わらなかったんですが、今回から各部の主人公たちが日本にいる絵が描き下ろしされた絵が追加されていました。また仙台の時はなかったOTHERSの絵(デッドマンズQや少年スパイアレックスなどの原画)も置いてあり、全体的なパワーアップが見られました。そして何より各部の展示環境。これが仙台とは大きく違った点で、それぞれの部の雰囲気を模した展示の仕方がされていました。たとえば5部だったらイタリア風、6部だったら刑務所風(檻の向こう側に作品が展示されている!)みたいな感じで、とにかく観ていて飽きさせません。ほかにも、たとえば2部コーナーでは壁の男サンタナの再現(すさまじいオーラでした…)がしてあったり、3部コーナーではディ・モールト・ベネから新作として出る承太郎セカンドとDIOの等身大のフィギュアにipadをかざすとスタプラとザ・ワールドがオラオラ無駄無駄合戦を始めるというハイテク技術がみられたり、5部コーナーでは等身大ブチャラティとその隣にスティッキーフィンガーズを喰らった壁を用意して通り抜けて遊べる仕様にしていたり、…と、とにかく工夫がされています。現場で新鮮な驚きを感じようとあまり前情報を仕入れずに行った自分は、そのくせ仙台とそこまで変わらないのだろうとどこか達観もしていたということもあって、今回の展示には文字通り度肝を抜かれました。ほかにも、たとえば簡単な写真スタジオがあって、そこに立つと17体あるスタンドからランダムに選ばれた1体が背後に現れるから、ジョジョ立ちでポージングをして撮る、とかそういうのもありました。一人ではずかったんですがやらないわけにはいかないのでやりました。GEじゃないスタンドだったのに咄嗟にジョルノのポーズしかできなかった上に中途半端に終わってしまったので二重に恥ずかしい目にあったのでうpはできませんけど… かっこよくきまっている人もたくさんいましたよ! ちなみに写真は昨日からGoogle+に載っています。みんなぼくを見つけよう〜(無茶
 入場に時間を取ったとはいえ、やはりチケットでの入場制限があるおかげか、一度入ってしまえばお客さんはばらけて、観たい作品は殆ど独占状態でも問題ないくらいの空き具合になってくれました。結局一番かじりついて観たのは仙台展同様にジョナサンの最期の見開きだったんですが… あれは何度観ても本当にすさまじい一枚です。観れば観るほど引き込まれます。コマ割りはシンプルといえばシンプルなんですが、ディオがジョナサンの死に気付いて二度戦慄する(二度にセリフがわかれる)ところなんか凝ってるなぁと思います。 少し脱線になりますが、この頃は1部の素晴らしさについてよく思わされます。今日大学でジョジョ談義をしたときも実感しましたし、前にアニメの1話を観たときもそう感じていました。語りつくせないテーゼと漫画的な技術の創世があるように思います。
 ほかに印象に残ったものとしては、追加で描かれた2部の絵もインパクトがありました。リサリサを今の荒木さんが描くとこうなるのか、という驚きと、妙にしっくりくる現荒木先生作画のジョセフ・シーザーに何だか感動しました。そもそもこの絵の3人の配置が元々2部の扉絵にあったものをなぞらえているようで比較がしやすくて印象に残っているとういのもあります。ほかにはデッドマンズQのあの綾取りをしている一枚絵もかっこよくて釘付けでした。数ある外伝の中でもデッドマンズQは別格だという感想を持っているんですが、その最も大きな要因はなんといってもデッドマンのデザインで、荒木先生が今回の展示で言及しているように、実際に印刷されて世に出る絵との違いを意識して描かれた原画のデッドマンの彩りが、一度見たらこれしかありえないなってくらい完璧で、エリナ流の言い方をするならば「美しすぎますっ」といったところです。ちなみにどれくらいデッドマンが好きかというと、自分が自室以外で睡眠が取りにくいのは抱き枕がないからではなく普段は枕元にあるデッドマンズQのフィギュアがないからではないかという説が立つくらいです。それくらいなんすよ…
 んで、一番の本番は実は物販ですか? すさまじい混みようでした。昨日以降からはそこまで混まなかったそうで土曜日が特別だったみたいなんですが、レジまできっかり1時間並んで買いました。抑えるものは抑えられました。目玉は何より荒木飛呂彦作品集だと思います。4000円ほどのカタログなんですが、ジョジョA GO GOに次ぐ荒木先生ファンのバイブルになり得る本です。今までの作品を殆ど網羅していると言って過言ではないと思います。今回の展示で描き下ろされた数点以外は、ジョジョ以外の外伝の作品の絵まで含めて余すことなく載っています。最期のページを見たら第1刷と書いてあったのでこれから書店に置かれるのかはわかりませんが、オークションでははやくも価格高騰しているようです。
 会場内限定グッズはたくさんありました。ぱっと思いつく限りだと、スタチューレジェンド空条承太郎セカンドや超像稼動岸辺露伴Black.ver、イギーストラップ、承太郎・仗助・ジョルノのデザインのiphoneケース、同三人のデザインのブローチ、ザ・ワールドのサリエルパンツ上下セットなんかがそうです。自分はほかにもポスターを頂きました。仙台展から追加された3枚のポスターは今回の目玉になっている承太郎とイギーが富士山の前に横たわっているものと、去年渋谷のTSUTAYAをジャックしたJOJOたちの絵と、たぶん今回描き下ろされたのだろう、左にJOJOたちと右に歴代BOSS(1部ディオと何故かディアボロを省きドッピオがいる)が並んだもので、後者2枚を頂きました。特に最後のやつは吉良の作画がまた格好良くなっていて大のお気に入りです。前に額装した2部と7部の絵をようやく飾ったばかりなのにこれも早速よく目につくところにおきたくなる衝動にかられています
 あとは、ついったーで書いたんですが、9種類あるシールがランダムで入っているものを4枚買ったら全部ストーンオーシャンのものがくるという驚異的確率を潜り抜ける運の悪さを披露したりしました。いや6部大好きなんですけど、エンブレムでいったら7部がすごくイイので、是非来てほしいなぁと思って買ったのに、この仕打ちは… ヒルズあたりで紙袋持っている人に交渉しかけに行けということなんですかね
 レジも済ませたあとは、スワロフスキー版の超像稼動岸辺露伴に応募をし、次の一番くじの見本を見て是非やらなきゃなぁと決意を固めて、それで退場といった感じです。

 どこもかしこもジョジョだらけ…なのは、ジョジョ展なので当然といえば当然なんですが、それにしてもスタッフ側のジョジョLOVEが感じられる展示で、とても有意義な一日になりました。チケットの売れ行きは速攻で随分前から土日祝は完売だそうですが、平日は滑り込めると思います。仙台は関東圏の人にはおいそれとすすめられる場所ではなかったですが、あのときよりもさらにパワーアップしていて、さらに六本木という好スポットということで、少しでも気になるって方は、もう間違いなく行っておいて損のない企画だと思います。アニバーサルの意味もたくさん詰まっているので、むしろこれからジョジョを知っていくという方も、「入り」として決して悪くないイベントだとも思います。今回の展示が後々いい思い出になることはまさにコーラを飲んだらゲップが出るというくらい確実に間違いないでしょう
 そんなわけでまぁとにかく楽しかったなーという地味にレポになってないような投稿でした。
P.S
 入り口にある注意書きはよくみると3部のパロネタです。

 こんな風にとにかく細かいネタのある展示会なんですよー。ファンには本当におすすめです