ドロヘドロ 15巻

 何故かいつもより分厚いドロヘドロ15巻の感想です。よろしくおねがいします。
 まさかの発売二ヶ月後の感想とか二週くらい回って逆に笑える。ずっと知らなかった。さっき知って近所の本屋に走って買って戻ってきて今4周読み終わったのでちょっと気分が落ち着いてきた。カレンダーめちゃくちゃ欲しかったのに応募締め切りを余裕で過ぎてて発狂寸前。ぐえー
 内容については呆れるほどの長文を書きたいところだけれど、身分を慮ってかなり短めで。箇条書き。
 1、カスカベ先生に萌える。善悪の概念が全くないところが本当にこのキャラクターのいいところですよね(バッカーノにもそういうタイプのマッドサイエンティストとかいたけれど、キャラへの作り込みが違うのかカスカベ先生には全く悪い感情は抱けない)。アイ君に手伝いを申し出たらどこをやられたのかはわからんが怪我をさせられ、虫の息なのにさらに奥さんの甘言もかわして「変態め」と罵られるとか至上の萌えキャラ。でも引き方的にあれが先生の最後の見せ場かな。たぶんラストはギャラリー入りだろう。ハルちゃんが最終的にどうなるかはまた別途で気になる。クールな夫婦だからきっとまた別居になるんだろうけれど。
 2、恵比寿の可愛さ。やばい。萌えた。この面白さで萌えがあるとかやめてほしい。個人的総合ランク第一位の漫画の座は伊達ではない。ていうか恵比寿だけじゃなくニカイドウも顔つき変わった上に悪魔っ娘属性までついたしキリオンも長門可愛いし能井の美人度もあがっているしでドロヘドロの女性陣が熱い。球ちゃんも色々わかってきたようだ。
 3、ストーリーの全貌。さすがにもう大体わかってきた。ただ壊の行動に悪魔からの一切の口出しが出ないのは、チダルマが直接関わっているのか否かでちょっと変わってくるね。アイくんが一度死んだときにチダルマが何かをしたのか、それともアイくんが自らの力で復活したのか、そして壊になったあとにチダルマが関わったのか関わっていないのかとか。個人的にはチダルマは壊の行動の面白さに目をつけて他の悪魔に釘を刺しただけで、はじめから最後まで自分で関わる気はないんだろうと見ている。ここまでくると、そもそも人間と魔法使いは誰からつくられたのかとかが問題になってくる。もしチダルマがはじめに存在して、それから全部を作ったんだとしたら、そもそも人間や魔法使いの存在と行く末自体がチダルマの実験に因るものということになるし。でも死神の存在とか、あとは今回の魔のおまけで判明した、煙が地獄にいたことを知らなかったことからみても、それを判断している別途の神みたいな存在はあるみたいだし、チダルマが全部ひとりでやったってことはなさそう。会川の「おれは本来は存在しない…」というのは、単純に「アイくんの理想が具現化した魔法使い」だからなんだろうが、もうひとひねりありそう?
 4、グラグラが悪魔だった件。吹きかけて危なかった。まさかのまさかだろコレ……。心先輩どんだけ悪魔運悪いんだよ(笑)。同時に5、悪魔の性質に萌える。チダルマが地獄にいる煙を見て感慨深くなっているところもそうだけれど、悪魔の秩序に基づいた無秩序さが本当にイイ。きっと煙を生き返らせるような真似は、そういうルールがあるからしないんだろうなー。若しくは友情を感じてはいるけれど、だからといって煙を生き返らせるようなことには直結しないとか、そういうドライな感じ。ドロヘドロのいいところは、こういう相反するものが同居していることですよね。まさに混沌。そして微妙にいる松村とかね。天神さんも探してみたけどいないっぽい。
 6、2ヶ月遅く読むということは、裏を返せば次の巻も発売まで2ヶ月分待たなくて済むということだから、がんばってポジティブに捉えてみる。でも次からは絶対に球ちゃんのブログをRSSにいれてチェックすることにします。カレンダーの件は本当に残念。いくら受験で本屋の漫画コーナーとか立ち寄らなかったとはいえ、軽率すぎた。本当によくなかった。ネットとかあるのにばからしい。はぁ…
 7、ドロヘドロは世界一の漫画なので読んでない人は是非読むべき! と毎巻恒例の宣伝。いや、まじで。まじで

ドロヘドロ 15 (BIC COMICS IKKI)

ドロヘドロ 15 (BIC COMICS IKKI)