昨日、帰りのバスにて生まれてはじめて子供に席を譲られました。「お兄さんどうぞ」って言われたのでジジイに見られたわけではないと思うんですが、多分それだけ疲れた顔をしていたということだと思います。正直いってショックでした。こんばんは。ぼくです。わたしです。いや、俺じゃ。俺じゃ俺じゃ。
 書くことは多分にあると思うんですが記憶力の低下で覚えていません。頭の中にドラフトを溜めることができなくなってきました。たぶん思いついたことを即効で垂らすついったーを使用している弊害だと思います。でもこの頃はただのついーとはそこまでしていません。強制フォローはずしなんかを食らうとどうしても不信感は増します。とはいっても、おそらく日本政府の指示程度の規模じゃなくて(おそらくさして動かせもしないし)、アメリカが何かやらかそうとしていることの一環だと思うんですが。日本各地の地震放射線恐慌に加え、世界各地でも地震と別の理由の恐慌が勃発していて、後の歴史でこの時代がどう冠せられるかというと、やはり水面下での時限爆弾みたいなものとして扱われるのではないかと思います。
 そうだ。真面目な話にします。

正直なところ、何か来ると思っています

 俯瞰視点をすることが止められなくなったといつか書いた覚えがありますが、そうなると自分を他人として眺めること以上に、他人を他人として、つまり二重に他人として見ることができるようになったことの方が、実際的な効果として強いみたいです。要はどれだけ親しい人であろうが、こちらが知る一切の特性を省いて考えることができるということです。これはかなり大きいです。ますます変態として独走しているような気もします。
 あの子は笑って楽しいことをしているけど、その裏で現状を知っているのだろうか、という疑問をさらに大きな枠で取れば、現に明日死ぬ確率が増加している中で生きていることを知っているのだろうか、という疑問になります。地震では死なずとも、どちらにせよ毎日採っている食事に長期的に見て殺されかかっていることなんかは、多分見ないでいる人間の方が多いです。静岡にさえ届いているのだから東京になんざうじゃうじゃ舞っているだろうストロンチウムを常に吸う可能性があるのだと思って街を闊歩しているのかと思うと、やはり見ないでいる方が圧倒的に多いのだという結論に至ります。
 彼らが自身の生命に対して抱いている絶対的な自信というものだけがどうにもわからなくて困っています。論理性がないからわかりません。
 東京がこの汚染の中でもいつまでも遷都されないのだ、とか、フクシマ第一を受けても近い将来的に病気で逝くのはせいぜい福島県民だけだと考えている首都圏の人や、そのいずれも、俺個人としても、実際にそうなる方が良いに決まっているんです。俺が今出来る限りで対策をして怖がりながら生きていても、それが全て杞憂に終わるのならばそれが良いに決まっているんです。それならば俺は周りの人間に笑われるだけですみますし、もしかしたら自分からネタとしても使えるくらいになるかもしれません。でも、俺が本当に怖いのは、俺が色々なところのデータと色々な人の言説を集めて、自分で判断したテリブルな結果こそが本当で、そちらを信用しなかった何百万人の人と、当然俺の周りの人間もが、「国(周り)に騙された」といって、未だ見ようによっては3.11以前と何も変わらない2011,12月現在などを懐古しながら死んでいくこと、それだけなんです。
 その二択になった場合、俯瞰した論理で人生を選べば、どちらの方が得かというのはおのずとわかると思うんですが、そうもいかないみたいです。
 そういうわけで、まだ何も起こっていない今現在こそが、結果の出る未来よりも異質に気味が悪いわけです。
 ちなみに、未来を意識して生きているのかどうかという風に書きましたが、もっと常識的な話にして、過去の話、つまり人を殺した上で生きているのかどうかを意識する、という話にすると、こちらの方が幾分かはわかりやすいですか。要は凄惨な歴史の上に生きているのだということを自覚しろ、ということです。何の話でもいいんですが、まぁ、漫画とか趣味とか、何も関係のない他愛のない話をしつつも、殺していく現状、殺されかかっている現状、そのどちらかを(どちらもを)、何言か発する毎程度の頻度にはどうしてもリフレインされてしまうくらいに、酷い状態の中にいるのだということを知りたまえ、と思います。そしてそう言うと同時に、無茶な話だなぁと思います。となるとやっぱり、俺が客観して生きすぎているということなのだろうとも結論できます。趣味という主観がなくなっていっているわけですから。さらにいえば、俺の中でどうしようもないくらいに太宰の言葉が生きているということにもなります。凄まじい変態ですね。
 何も知らない小学生こそが本当の地獄を見る羽目になるのだ、と考えると、そういった意味でも近所を歩くのは辛いんですが、でも明日も出かけなきゃならないです。どうしようもない。寝ますかね。終わります